長女誕生でやる気UP!“パパ初V”へ 高山今季初首位

[ 2012年9月28日 06:00 ]

9番、グリーンのラインを読む高山

男子ゴルフツアー コカ・コーラ東海クラシック第1日

(9月27日 知県みよし市 三好カントリー倶楽部西コース=7315ヤード、パー72)
 昨年の賞金ランク2位・高山忠洋(34=法仙坊GC)が5バーディー、1ボギーの68で2位に1打差の首位に立った。左手首痛の影響で低迷が続き、4日間を通して今季初の首位。自宅がある愛知県で、パパ初Vとなる通算6勝目を狙う。09年優勝の石川遼(21=パナソニック)は終盤に巻き返して1オーバーの35位に付けた。
【第1R成績】

 パットで少ないチャンスをものにした。高山は16番で3メートル、2番で4メートルを沈めてバーディー。18、6番は約3メートルのパーパットをねじ込んだ。首位発進の高山は「ピンチも多かったけど、それを忘れるくらい集中した」と振り返る。犬山市の自宅からコースに向かう車中で太いグリップのパターが合う気がした。「これだって感じた。グリーンが呼んでいるなって」。ひらめきが的中した。

 昨季は2勝し賞金ランク2位に入ったが、今季は11位が最高で出場14試合中、7度予選落ち。賞金ランクは77位に低迷。不振の原因の一つだった左手首のけんしょう炎が劇的に回復し好発進を後押しした。今季の開幕前に寒さで悪化し、痛み止めの注射も打てないほどだった状態が和らぎ「今年初めてストレスなくできた」という。7月28日に長女・夏実ちゃんが誕生したこともモチベーションにつながっている。左手首の不安もあるため「正直、コソッと目立たず行きたい」と謙虚に“パパ初V”を目指す。

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2012年9月28日のニュース