理事長は横審に諮問決定 昇進審議の理事会開催へ

[ 2012年9月23日 21:06 ]

 日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は秋場所千秋楽の23日、2場所連続で15戦全勝優勝を決めた大関日馬富士の横綱昇進について、24日に開かれる横綱審議委員会(横審)に諮ることを決めた。

 北の湖理事長は23日、昇進問題を預かる審判部から昇進を審議する臨時理事会開催を要請されて受諾。「なかなか大関で2場所続けて全勝優勝できるものではない。地力がついてきた」と高く評価した。

 横審の鶴田卓彦委員長も「素晴らしい成績だ。この成績なら問題ない。他の委員も異論はないでしょう」と横綱推薦に前向きな姿勢を示し、日馬富士の昇進は確実となっている。

 審判部では14日目の時点で、昇進に満場一致で賛成していた。鏡山部長(元関脇多賀竜)は「文句のつけようがない」と絶賛した。横審で出席委員の3分の2以上の賛成を得られれば推薦が決まり、26日の九州場所番付編成会議後に開く理事会で「第70代横綱日馬富士」が正式に誕生する。

 日馬富士は1994年九州場所の貴乃花に次いで2人目となる、大関以下での2場所連続15戦全勝をマークした。番付の東西に横綱が並ぶことになるのは、2010年初場所以来。

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2012年9月23日のニュース