王者サントリー貫禄の圧勝 8人でつないだ圧巻トライ

[ 2012年9月23日 06:00 ]

前半、サントリー・小野沢がトライ

ラグビートップリーグ第4節第2日

(9月22日 秩父宮ほか)
 4試合を行い、昨季王者のサントリーは初昇格のキヤノンから5トライを奪って42―17と快勝し、開幕4連勝で首位を死守した。WTB小野沢宏時(34)が前半22分に4人を振り切って約60メートルのトライを挙げ、史上初の通算100トライまであと6。東芝と対戦したパナソニックは22―32で敗れて2勝2敗。東芝は4連勝とした。

 王者サントリーが28―10で迎えた後半10分に圧巻のトライを決めた。自陣ゴール前10メートルで相手反則によるペナルティー。腰痛で欠場したロック真壁の代わりにゲーム主将を務めたプロップ畠山がタップキックで攻撃開始。SO小野、フランカー・スミスからつないだボールをCTB平がビッグゲインで敵陣に入ると、分厚いサポートから最後はロック・ロッソウがインゴールに飛び込んだ。90メートルの距離を延べ8人でつないだトライ。起点の畠山は「みんなで我慢してからしっかりフォローし、今季やってきた成果が出た」と胸を張った。この試合を含め開幕全4試合で4トライ以上を挙げ獲得可能な勝ち点20を全て獲得した。大久保監督は「暑さが残る難しい状況で全て勝ち、今後へ向けていいスタートを切った」と自信を深めた。

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2012年9月23日のニュース