日馬が横綱昇進に前進 審判部長が高評価

[ 2012年9月21日 20:35 ]

 日本相撲協会で昇進問題を預かる審判部の鏡山部長(元関脇多賀竜)は大相撲秋場所13日目の21日、13戦全勝とした綱とり大関日馬富士について「最低ラインに達した。内容も十分。13番勝っていれば評価も何もない。14勝すれば申し分ないのではないか」と述べ、横綱昇進に前進したとの見解を示した。

 鏡山部長は日馬富士が14日目も勝てば、千秋楽の取組前に北の湖理事長(元横綱)へ昇進を諮る理事会招集を要請する意向を明言。同理事長は「13勝というのは大体の目安。この一番は大きい」と評価しながらも「やはり優勝が一番の前提。残りはまだ2日ある。もしも連敗したらイメージが悪くなる」と慎重だった。

 先場所で全勝優勝し、3度目の綱とりに挑む日馬富士は今場所も破竹の快進撃。単独トップを走り、14日目にも2場所連続4度目の優勝が決まる可能性がある。

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2012年9月21日のニュース