銀メダル千田 一日警察署長で訴え「悲しい思いをしないよう…」

[ 2012年9月21日 17:48 ]

「じこさけナイト」の横断幕の前で交通安全を訴える、ロンドン五輪フェンシング銀メダリストの千田健太選手

 ロンドン五輪フェンシング男子フルーレ団体で銀メダルを獲得した千田健太選手(27)が21日、出身地の宮城県気仙沼市で一日警察署長を務めた。

 秋の交通安全運動の一環で、会場の商業施設には約100人が集まった。東日本大震災の津波で親友を失った千田選手は「これ以上悲しい思いをしないよう、交通ルールを守りましょう」と訴えた。

 着任した気仙沼署の管内では、復旧工事の大型車両増加などにより交通事情が悪化。高台の仮設住宅から続く坂道を走行する自転車への苦情など、被災地特有の問題も起き始めている。

 同署はフェンシングの活躍にあやかり、夜間に目が光る猫にサーベルを持たせた「じこさけ(事故避け)ナイト」をつくり、この日お披露目。特産のフカヒレから着想した「ジョーズに運転」のサメ以来、9年ぶりの新キャラクター投入で、交通安全運動を展開する。

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2012年9月21日のニュース