内村、故郷・諫早市でのパレードに1万2千人

[ 2012年9月19日 18:31 ]

祝賀パレードで大勢の市民に囲まれるロンドン五輪男子体操の内村航平選手(中央)

 長崎県諫早市は19日、ロンドン五輪男子体操で個人総合の金など計3個のメダルを獲得した同市出身の内村航平選手(23)の祝賀パレードを市役所周辺で実施した。五輪後初めての故郷への凱旋となった内村選手が乗ったオープンカーが通ると、集まった約1万2千人の市民らが「おめでとう」と大歓声で出迎えた。

 市が配った内村選手の似顔絵が描かれた旗がはためく中、金メダルを首に下げた内村選手が手を振ると、観衆から「航平君!」「おかえり」と声が上がった。

 会場となった商店街のアーケードからあふれるほどの観衆に、内村選手は「笑顔で『ありがとう』と声を掛けてもらい、応援してもらっていたことを実感できた。感謝の気持ちは伝えられたと思う」と話した。

 諫早市の大学生一ノ瀬麻那美さん(19)は「テレビで演技を見て感動した。諫早から金メダリストが出て、地元の誇りです」と声を弾ませた。

 パレード前には県から県民栄誉賞特別賞が、諫早市からは市民栄誉大賞が贈られた。

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2012年9月19日のニュース