「継続して協力したい」室伏 石巻で漁業支援、船にペンキ塗った

[ 2012年9月17日 15:40 ]

漁師の阿部滋さん(左)と養殖ホタテ用のロープを準備する室伏広治

 ロンドン五輪男子ハンマー投げ銅メダリストの室伏広治(37)が17日、宮城県石巻市北上町十三浜地区を訪れ、養殖用具を作ったり漁船にペンキを塗ったりして、東日本大震災で被災した漁師を支援した。

 室伏は、漁師の阿部滋さん(63)から養殖のホタテをつるすためのロープの結び方を教えてもらい、海中で流されないように一つ一つ固く結んでいた。阿部さんは自宅や漁業の作業小屋が津波で流された。

 また、この日の朝に取れたばかりのホタテやサケを使った料理を振る舞われ、室伏は子どもたちや地元住民と一緒に食べて交流、銅メダルも披露した。

 室伏は「(復興には)時間がかかるので、継続して協力していきたい」と話し、新鮮な魚介類を食べ「本当に最高です」と笑顔だった。

 参加した石巻市の佐藤きぬ子さん(50)は「優しかったし、長い時間一緒にいてくれてよかった」と話した。

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