佐伯3差2位浮上…有村らに感謝「パートナーに恵まれた」

[ 2012年9月16日 06:00 ]

9番グリーンでパーパットを外し悔しがる佐伯

女子ゴルフツアー マンシングウェアレディース東海クラシック第2日

(9月15日 愛知県美浜町 新南愛知カントリークラブ美浜コース=6402ヤード、パー72)
 佐伯三貴(27=日立アプライアンス)が6バーディー、1ボギーの67で回り通算8アンダーで、首位と3打差の2位に浮上した。69で回った全美貞(29=韓国)が通算11アンダーでトップをキープ。有村智恵(24=日本ヒューレット・パッカード)は4打差の5位で初の2週連続Vに望みをつないだ。
【第2R成績】

 同組2人のバーディーラッシュが刺激になった。佐伯は「パートナーに恵まれた。いいイメージで回れた」と有村、イ・ボミに感謝した。雨でスタートが2時間19分遅れ序盤は置いてけぼりを食ったが、2人に触発されスイッチが入った。圧巻は終盤。17番で3メートルのバーディーチャンスを決めると、18番では残り114ヤードをPWでピンの根本に突き刺す“OKバーディー”で締めくくった。

 前週の日本女子プロは予選落ち。メジャータイトルを狙って気合を入れて挑んでいただけに、普段は強気な発言が目立つ27歳が珍しく「ヘコンだ」という。その日曜日、京都へ独り旅。寺院を回る計画をしていたが、「1人で寺は嫌だな」と市内散策に変更して気分転換を図った。“ぼっち旅”のおかげで自分を見つめ直す時間もできた。今週は「ショットが曲がっても気にしない」と一打一打に入れ込まず心に余裕を持ってプレー。練習ラウンドでは11番でホールインワンを決めるなど、いい流れがきていることも感じていた。「ミジョンさんの3打差は10打差ぐらいある」と逆転Vには色気を見せず、マイペースで最終日に挑む。

 ▼1位・全美貞 アイアンの距離感が難しかった。パットも心の中に迷いがあった。(今季4勝目に王手)

 ▼5位・酒井美紀 今まで5位が最高なので、それを上回りたい。(13番のボギーの後、連続バーディーで71)

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2012年9月16日のニュース