悲願の初Vへ破竹7連勝!!稀勢の里、碧山に完勝

[ 2012年9月16日 06:00 ]

悲願初Vへ死角なし!!碧山(右)と競り合う稀勢の里

大相撲秋場所7日目

(9月15日 両国国技館)
 悲願の初優勝を狙う稀勢の里が新小結・碧山を押し出して無敗を堅持した。初日からの7連勝は12勝を挙げた昨年の秋場所以来。ライバル日馬富士の横綱昇進阻止に向け、順当に白星を重ねている。白鵬、日馬富士も万全の相撲で勝利し、全勝は平幕の高安、旭天鵬を加えた5人。7日目を終えて5人が勝ちっ放しは07年夏場所以来(朝青龍、白鵬、魁皇、出島、普天王)で、1敗は鶴竜ら4人。
【取組結果】

 主役は綱獲り大関に譲ってもいい。でも最後に笑うのは自分だ。白鵬、日馬富士のいる東より、報道陣が少ない西支度部屋。7連勝の稀勢の里は落ち着き払った態度で切り出した。「状態はいいですよ。勝っていると何でも良く見えるものですが」。切羽詰まった際に時折醸し出すピリピリムードとは違い、全てを達観したような柔和な表情を崩さなかった。

 この日は勢いの差を見せつけた。6連敗と元気のない碧山戦。得意の左おっつけを利かせながら土俵際まで一気に前に出た。いったん止まって相手の動きをうかがった後、冷静に押し出した。

 「あの頃よりはいい。半信半疑だったから…」。11日目まで2差をつけながら賜杯を逃した5月の夏場所が脳裏をよぎる。しかしその時よりも手応えを実感しているという。しかも、苦手としている把瑠都(5勝19敗)、琴奨菊(14勝25敗)、琴欧洲(13勝24敗)の3大関が途中休場。初優勝へ追い風が吹いている。

 04年九州場所でそろって新入幕を果たした日馬富士は、最も意識するライバルだ。自身が伸び悩んでいた2年前の夏巡業。先に大関に昇進した日馬富士から稽古相手に指名され、何度も強烈なダメ押しを食らった。その時に激しく流血したが、その悔しい思いは忘れていない。父・萩原貞彦さんも「日馬富士関と今年の九州場所後に、同時に横綱に上がってくれるのが本人にとっては一番いい展開だと思う」と明かした。

 今場所優勝すれば、先代鳴戸親方(元横綱・隆の里)が急逝してから丸1年となる九州場所で綱獲りに挑む権利を得る。「しっかり集中して、またあした」。横綱昇進という亡き恩師の夢をかなえるため、連勝を続けてライバルの夢をつぶすつもりだ。

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