山口「史上初とか人類初めてという言葉が好き」2分6秒台に照準

[ 2012年9月15日 20:22 ]

国体の競泳少年男子A200メートル平泳ぎ決勝で2分7秒01の世界新で優勝した、鹿児島・志布志高の山口観弘

「ぎふ清流国体」少年男子A200メートル平泳ぎ決勝

(9月15日 長良川スイミングプラザ)
 山口は堂々とした口ぶりで喜びを語った。

 ――世界記録を出した感想は。

 「インターハイで2分7秒台を出してから、世界記録が目標になった。正直狙っていたのは2分6秒台だった。史上初とか人類初めてという言葉が好き。人類で初めて2分6秒台で泳ぎたい」

 ――レース前から手応えがあった。

 「ウオーミングアップをした時に、2分7秒台前半は出るだろうと思った。飛び込んで『これはきた』と思った」

 ――課題の前半から飛ばして、後半も強かった。

 「前半の1分1秒7は予定よりも速かった。(ラスト50メートルは)そこは僕の強みだと思う」

 ――急成長の理由は。

 「昨年の冬に(北島を教えた)平井先生に教わるようになって、精神的に強くなった。それまで後半が強いと言われていたが、ジュニアレベルの強さだった。それで満足していていいのかと思った」

 ――五輪代表を逃した。

 「あの悔しさがなければ、ここまで伸びていないと思う」

 ――今後の目標は。

 「挑戦者として高みを目指したい。(ロンドン五輪金メダルの)ジュルタと戦って、実力がついたことを証明したい。100メートルでも勝負したいと思っている。大学でパワーをつけていかないといけない」

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