松本薫に石川県民栄誉賞 「秀喜さんのように」夢かなった

[ 2012年9月10日 18:20 ]

金メダルを手に、故郷の金沢市をパレードする柔道女子の松本薫

 ロンドン五輪柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した松本薫選手(24)が10日、故郷・金沢市の目抜き通り約1キロを凱旋パレードし、沿道からの「優勝おめでとう」の声に、金メダルを示しながら笑顔で手を振って応えた。

 金沢市によると、詰め掛けた観客は約5万人。グレーのジャケットに白いズボン姿でオープンカーに乗り込んだ松本選手はパレード後、「本当にありがとうございました。これからも頑張っていくので応援お願いします」とあいさつした。

 柔道着姿で声援を送ったスポーツバー経営の日向信夫さん(43)は「本物はオーラがあって輝いていた。リオデジャネイロ五輪で連覇してほしい」と興奮気味に話した。

 松本選手は同日午前、石川県から、野球の松井秀喜選手以来2人目となる県民栄誉賞を贈られた。贈呈式では「これからも精進して次の五輪にも出場してほしい」との谷本正憲知事のあいさつを受け、「子どものころから(松井)秀喜さんのようになりたいと思っていた。これからも日々精進します」と語った。

 金沢市役所では新設の「金沢市スポーツ栄誉賞」を授与され、母校の小中学校の生徒から祝福を受けた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年9月10日のニュース