A・マリー 4年ぶり決勝進出!4時間の激闘制す

[ 2012年9月10日 06:00 ]

男子シングルスで決勝進出を決めたアンディ・マリー

テニス全米オープン第13日

(9月8日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 男子シングルス準決勝で、ロンドン五輪金メダルのアンディ・マリー(英国)が第6シードのトマーシュ・ベルディハ(チェコ)に5―7、6―2、6―1、7―6で勝ち、4年ぶりに決勝に進んだ。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とダビド・フェレール(スペイン)の準決勝は、フェレールが第1セット5―2としたところで悪天候のために中断し、9日に持ち越された。女子シングルス決勝のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)―セリーナ・ウィリアムズ(米国)も9日に順延となった。

 強風に耐え、4時間近い激闘を制した。A・マリーは第1シードのフェデラーを破ったベルディハの勢いを止め「今までで一番厳しい条件だった。少しも気を抜けなかった」と息をついた。

 第1セットを先取されたが、地力を発揮してその後2セットを連取。第4セットもタイブレークの2―5から巻き返し、9―7で勝負を決めた。選手用の椅子が飛ばされるほどの風の中で第1サーブを74%も決め、ミスを相手の3分の1以下の20本に抑える集中力で難敵を退けた。

 4大大会で5度目の決勝進出。ウィンブルドン選手権で準優勝後、五輪で金メダルに輝き「五輪の勝利で楽になった。もう決勝で負けたくないし、今回は違う結果になると思う」と言った。悲願の4大大会制覇へあと1勝だ。

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2012年9月10日のニュース