早大 13トライで日体大に圧勝も二桁失点を反省

[ 2012年9月10日 06:00 ]

<関東大学対抗戦 早大・日体大>前半14分、右中間にトライを決める早大選手

 関東大学ラグビーが開幕し、対抗戦は昨季2位の早大が日体大に13トライを奪って85―14と圧勝した。リーグ戦では昨季3位の関東学院大が同6位の日大に7―43で完敗し、87年度(中大6―33)以来25年ぶりとなる初戦黒星を喫した。

 早大は暑さで相手が疲れた後半にテンポの速いラグビーで9トライしたが、課題も残した。前半は6、39分に2トライを許し、日体大戦の2桁失点は03年(87―33)以来9年ぶり。プロップ上田主将は「練習中のミスがそのまま出てしまった」と反省を口にした。

 最初のトライは右ラインアウトからモールをつくられて奪われた。後藤監督は「モールが一度崩れたように見えた。レフェリーとのコミュニケーションがうまく取れないで対応が甘かった」。今後も弱点のモールを攻められることが予想されるだけに対策は急務だ。

 今シーズンは春に対外試合8戦全勝と絶好調だった。しかし、夏合宿で8月26日に帝京大とのオープン戦に0―43と大敗するなど不調に突入。指揮官は「夏から悪い流れが続き、精神的なもろさが出ている。もう一度私生活を含めてやり直します」と気持ちを引き締めた。

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2012年9月10日のニュース