有村 国内3年シード権得て米ツアー挑戦に追い風

[ 2012年9月10日 06:00 ]

女子ゴルフツアー日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯最終日

(9月9日 滋賀県甲賀市タラオカントリークラブ=6670ヤード、パー72)
 有村は来季の米ツアー出場権獲得を目指している。10月の2次予選会を突破すれば、11月末からの最終に挑み、そこで20位前後に入ればほぼ全試合に出場できる見込みだ。

 今大会の優勝により、13年からの国内3年シード権を得た。これにより米ツアー挑戦は追い風が吹いた。この日は出場権を得た場合の日米での試合プランについて初めて言及。「春先のクラフトナビスコ選手権までは向こう。メジャーが重なる6月ぐらいからまた2、3カ月、向こうでやりたい。そこでシードに届かなければ、そのまま向こうかも」と“メジャー・シフト”を敷く考えを明かした。

 有村の米参戦表明について、大会コースでギャラリー50人にアンケートを実施。(1)腰を据えて米国へ(2)日程調整して日本にも積極参加(3)それでも日本に残って――の3項目で意見を聞いた。最も多かったのは(2)の22人。42歳女性は「挑戦してほしいけど、見られなくなるのは寂しい」と語った。20人いた(1)は男性からの支持が大半で、44歳男性は「今が旬。この時期に行かないと」とエール。8人だった(3)の支持者で33歳男性は「日本のエースがいなくなると人気がなくなる」と“国外流出”に抵抗感を見せていた。

続きを表示

2012年9月10日のニュース