田中が世界新で金、ゴールボールはメダル確定 パラリンピック

[ 2012年9月7日 08:13 ]

男子100メートル平泳ぎ(SB14)で金メダルを獲得した田中康大

 ロンドン・パラリンピック第9日は6日、五輪スタジアムなどで行われ、競泳男子100メートル平泳ぎ(知的障害)決勝で、田中康大(千葉県)が、予選で自らがマークした世界記録を0秒39更新し、1分6秒69で金メダルを獲得した。田中は前半の50メートルを2番手で折り返したが、猛烈な追い上げで逆転した。

 同男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)では、開会式で旗手を務めた木村敬一(東京都)が銅メダル。ゴールボール女子の日本は準決勝でスウェーデンを下して決勝へ進み、銀メダル以上が確定した。

 ロンドン五輪にも出場した陸上のオスカー・ピストリウス(南アフリカ)は、男子100メートル(切断などT44)で4位とメダルを逃した。

 同男子100メートル(切断などT46)の多川知希(神奈川県)は5位。自転車男子ロードレース(運動機能障害C1~3)の藤田征樹(茨城県)は12位だった。車いすラグビーの日本は米国に敗れ、1勝1敗となった。

 ▼田中康大の話 頑張りました。ベストタイム。大きな泳ぎで泳いだ。ドキドキした。気持ち良かった。

 ▼木村敬一の話 ベストとかメダルよりも、この種目で河合さんと一緒に泳げたのがうれしい。(河合さんに)そろそろ認めてもらえるかな。

 ▼多川知希の話 5位はいい結果。メダルはあと一歩レベルアップすれば見えてくる。まだまだ終われない。(共同)

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2012年9月7日のニュース