“不惑の学生”横田1差好スタート!研究の成果出た

[ 2012年9月7日 06:00 ]

8アンダー1打差2位タイと好発進した横田真一

男子ゴルフツアー トーシン・トーナメント第1日

(9月6日 三重県いなべ市 涼仙ゴルフ倶楽部=7169ヤード、パー72)
 順天堂大医学部の研究生でもある横田真一(40=サクセスプロ)が、研究の成果を生かし自己ベストに並ぶ8アンダー、64をマークし1打差の2位と好スタートを切った。ツアー未勝利の佐藤祐樹(31=熊本空港CC)が9アンダー、63で首位。石川遼(20=パナソニック)は68で36位だった。
【第1R成績】

 不惑の“学生”が会心のゴルフを見せた。1番でバーディー発進すると、3番パー5、4番パー3といずれも1メートル以内につけてバーディー。2ボギーを叩いたものの、10バーディーを量産し、「ショットがピンに絡んだ。最高です」と満足げな笑顔を見せた。

 横田にはプロゴルファーの他にもう一つの顔がある。昨年から順大医学部の小林弘幸教授の指導の下、病院管理学研究室の研究生として「スポーツ選手と自律神経の関係」をテーマに研究。自律神経には、活動すると働く交感神経と緊張を解きほぐす時に働く副交感神経があるが、そのバランスが取れている時に良いパフォーマンスができるといい、毎日、自らの数値を測定している。

 ゴルフは遠征が多く外食が続くが、内臓の調子が悪いと副交感神経の働きが下がることが分かり、最近は「最低でも腹9・5分。これまでは11、12くらいだったから」と食生活を改善。また、朝起きて数値を測定し、その状態を見て運動したり、リラックスするために音楽を聴くなど神経のバランスを取ることを実践している。

 秋には自身のゴルフ理論のDVDも発売になるといい、プロモーションのためにも「自分も調子を上げないとね」とニヤリ。1月には大学院(医学部)も受験する予定だが、まずは研究の成果を自らの成績で証明するつもりだ。

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2012年9月7日のニュース