ピストリウス、連覇逃し怒り…優勝者の義足に“不満”

[ 2012年9月4日 06:00 ]

ロンドン・パラリンピック第5日

(9月2日)
 陸上の男子200メートル(切断などT44)決勝で連覇を狙ったピストリウスが2位。「ベストは尽くした」と話したが、優勝したオリベイラ(ブラジル)の義足の長さが、勝敗に影響したとの不満ものぞかせた。

 スタートから一気に加速して、直線に入った段階で圧倒的なリードを奪ったが、オリベイラに逆転された。ピストリウスはレース後、オリベイラの義足が長すぎることを指摘。「映像を見たが、残り100メートルで8メートルあった差を逆転された。ばかげている」と怒りをぶちまけた。

 ≪IPC側は「規定通り」≫決勝後、ピストリウスがオリベイラの義足が長すぎると不満をこぼしたことに対し、国際パラリンピック委員会(IPC)は3日「全選手の義足はレース前にIPCの規定にのっとってチェックされている」との声明を発表した。一方、ピストリウスは自身の発言について「彼(オリベイラ)が勝利をつかんだ直後に言うべきことではなかった」と声明文で謝罪。ただ規定については「問題があると強く信じている」と述べた。

続きを表示

2012年9月4日のニュース