中本の地元はおそろいTシャツで大歓声 6位入賞に「すごい」

[ 2012年8月12日 20:54 ]

中本健太郎を応援する地元の子どもたち

ロンドン五輪

 男子マラソンで6位に入賞した中本健太郎選手の出身地、山口県下関市菊川町では12日夜、市の施設での応援会に同級生や小中学生ら約140人が集まり、声援を送った。序盤は遅れたが徐々に追い上げ、最後は入賞という結果に、参加者から「すごい」と割れるような歓声が上がった。

 町内のスポーツクラブに所属する小中学生らは、おそろいの青いTシャツ姿で「ファイト」と声を張り上げ応援。ゴールした中本選手が画面に映ると、日の丸を振りながら大歓声を上げた。

 高校の陸上部で、中本選手と長距離を走っていたという秋枝幹樹さん(29)は、6位入賞に感極まって号泣。「健太郎らしい、粘り強い走りだった。格好良かった」と涙を何度も手で拭った。

 地元のサッカーと陸上競技のクラブに所属する小学6年の城石紘希くん(11)は「長い距離を諦めずに走りきってすごい。自分も苦手な長距離を頑張ろうと思った」と興奮した様子だった。

 中本選手が所属する北九州市八幡西区の安川電機の本社では、社員や同僚の陸上部員ら約150人が「必勝」と書かれた鉢巻きを巻き、大型スクリーンで観戦。6位入賞が決まると、「中本、中本」と歓声が上がり、万歳三唱で祝った。

 同社陸上部の池内直樹副部長(43)は「感無量。後半に伸びるいつも通りの走りを見せてくれた。日本人トップでのゴールもうれしい限りです」と絶賛した。

続きを表示

この記事のフォト

2012年8月12日のニュース