初出場の阪本が8位!日本勢28年ぶりの入賞

[ 2012年8月12日 06:00 ]

男子スプリント・カナディアンシングル200メートル決勝 レースを終え苦しそうな表情を見せる8位の阪本直也

ロンドン五輪カヌー

 スプリントの男子カナディアンシングル200メートル決勝で、初出場の阪本直也(24=和歌山県教委)は8位となった。カナディアンで日本選手が入賞するのは28年ぶり。女子カヤックシングル200メートルでは9~16位決定戦に回った北本忍(35=富山県体協)が13位。男子カヤックシングル200メートルの9~16位決定戦では松下桃太郎(24=石川県体協)が11位だった。同カヤックペア200メートルの松下、渡辺大規(24=ユニー)組は9~13位決定戦で10位が決まった。

 阪本がカナディアンでは84年ロサンゼルス五輪の井上清登以来となる入賞を果たした。「歴史をつくったと言えば大げさかもしれないが、大きな財産になる」。決勝に残った8人のうち阪本以外は全て大柄な欧州勢。スタートで出遅れ、8レーンで右向きにこぐ阪本は相手が見えない中で必死にパドルをこいだが、差は広がる一方だった。ロサンゼルス五輪では生まれていなかった有望株は「凄い歓声でわくわくした。またこの舞台に戻ってきたい」と誓った。

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2012年8月12日のニュース