メダル射程!日本記録に0秒04…日本、全体4位で決勝へ

[ 2012年8月12日 06:00 ]

男子400メートルリレーで決勝進出を決めた(左から)山県、高平、江里口、飯塚

ロンドン五輪陸上

 メダル圏内に突入だ。男子400メートルリレー予選が10日行われ、北京五輪銅メダルの日本は、日本記録に0秒04差の38秒07の好タイムで2組2位となり、全体4位で11日(日本時間12日)の決勝に進んだ。7月の大阪選手権で2本走り38秒71、38秒83と低調だったチームが、大一番で会心のレースを見せた。

 これまで1走を江里口匡史(23=大阪ガス)、2走を山県亮太(20=慶大)が務めていたが、この日は山県、江里口の順。チーム最年少の山県は号砲と同時に勢いよく飛び出し、スムーズな加速で江里口にバトンを渡した。100メートルで準決勝に進出した若武者は「落ち着いて走ることしか考えていなかった。走り終わった後で見たら、他のチームをいい感じで離せていた」と胸を張った。

 栄光の4年前のメンバーから唯一残った高平も、「いいタイムが出そうだなと思っていた」と手応え十分。「ここがゴールじゃない。37秒台を出せば、メダルの確率も上がってくる」と日本記録更新を視野に入れていた。

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2012年8月12日のニュース