格闘美少女・笠原2回戦で敗れ敗者復活戦へ

[ 2012年8月9日 06:00 ]

女子49キロ級の2回戦で敗れた笠原

ロンドン五輪テコンドー

 テコンドーが8日から始まり、女子49キロ級の笠原江梨香(21=大東大)は2回戦で北京五輪金メダルの呉静ギョク(中国)と対戦し、0―14で完敗。銅メダルをかけた敗者復活戦に回った。

 初出場の笠原は、1回戦でトナ(パプアニューギニア)を12―0で下し、五輪初勝利を挙げた。序盤は「初戦だったので緊張した」と動きは硬かったが、第2ラウンドにはリズムを取り戻し、豪快な左回し蹴りや、かかと落としで快勝。しかし、昨年7月の五輪世界予選でも2―10と敗れた呉静ギョクの壁は厚かった。「凄く悔しい。自分のペースをつかめなかった」。金メダルは逃したが、呉静ギョクが決勝に進出したため、銅メダル獲得の可能性は残した。

 小1で空手を始め、ボクシングやキックボクシングも経験した格闘少女。中3では極真空手の国際ジュニア大会で優勝したが、「五輪種目だから」という理由で静岡・伊東高1年からテコンドーに転向。10年広州アジア大会では日本女子初の銀メダルを獲得した。格闘技選手らしからぬ「愛くるしい笑顔」が評判で、実力も兼ね備える美女格闘家の戦いに注目が集まっている。

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