太田 団体銀も個人は「時間がたつほど悔しい」

[ 2012年8月9日 06:00 ]

笑顔で帰国したフェンシング男子団体の(1人おいて手前から)太田、千田、三宅の3選手

ロンドン五輪フェンシング

 ロンドン五輪で銀メダルを獲得したフェンシング男子フルーレ団体のメンバーが8日、成田空港着の航空機で帰国した。到着ロビーで多くの人の出迎えを受けた太田雄貴(26=森永製菓)は「本当にうれしい。五輪の舞台の大きさを感じる」と感謝した。

 ただ、千田健太(27=ネクサス)と三宅諒(21=慶大)が銀メダルを披露したのとは対照的に「カバンにしまってしまった」と太田の胸にメダルはなし。団体では結果を出せたものの、個人ではメダルを逃し「時間がたつほどに悔しさが強くなる」と無念の表情も見せた。今後については「リオ五輪を目指すかは何も考えていない」とし、当面は「フェンシングの普及活動をしたい」と話した。宮城県気仙沼市出身の千田は「熱い応援で最後まで力を発揮できた。凱旋パレードにはぜひ参加したい」と笑顔。初出場の三宅は「大学の教授や友人たちに一緒に喜んでほしい。空港は人が多くてびっくり。ニヤニヤした」とメダルの反響に驚いた。なお、淡路卓(23=ネクサス)は3人より一足早く帰国した。

続きを表示

2012年8月9日のニュース