佳純リオで中国に雪辱を 中国超級リーグ参戦も希望

[ 2012年8月9日 06:00 ]

女子団体で銀メダルを獲得し、母・久美さん(右)とハイタッチをかわす石川佳純

ロンドン五輪卓球女子団体決勝

 銀メダルを手にした石川は「五輪のメダルはこんなに重いんだ」とつぶやいた。世界選手権とは違う充実感。だが、表彰台で中国の丁寧に金メダルを触らせてもらうと、表情が変わった。「銀メダルはうれしい気持ちと悔しい気持ちが半々ぐらい。4年間かけて中国との差を縮めて、リオデジャネイロで挑戦したい」と雪辱の目になった。

 試合は完敗だった。世界ランク1位の丁寧から1ゲームも奪えず、平野と組んだダブルスも、第3ゲームを11―9で奪ったが、その他のゲームは大差。「中国はこんなプレッシャーの中でも凄いプレーをする。ミスが命取りになった」と力の差を肌で感じていた。

 圧倒的なレベル差を埋めるために「チャンスがあれば、今年のスーパーリーグに行きたい」と、福原を見習って、世界最高峰の中国超級リーグへの参戦を希望した。昨年は山東省のチームで練習合宿を行ったこともあるが、4年後を目指し、再び武者修行の旅が始まろうとしている。

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2012年8月9日のニュース