姉・千春さんの“天の声”で伊調馨「腰が入った」

[ 2012年8月9日 05:12 ]

女子63キロ級で3連覇を達成し、日の丸を掲げて声援に応える伊調馨

ロンドン五輪レスリング女子63キロ級決勝

 たくさんの日本人ファンが詰めかけ、勝ち上がるにつれ大きくなる伊調コールの中でも、不思議と伊調馨(ALSOK)の耳に姉・千春さんの声援がよく届いた。

 「タイミングよく静まっているときに“馨がんばれー”って(千春さんの)声が聞こえたので、その声で気持ちが楽になって力が入ったというか腰が入ったというか。天の声みたいに聞こえました」。04年アテネ、08年北京と2大会連続して馨と一緒に戦ってきた千春さんは、スタンドから妹の快挙を後押しした。

 日本人女子選手として初の五輪3連覇を達成したが、まだ28歳。4連覇への期待も高まるが「自分も悔しい部分もあったりして、レスリング自体は大好きなので。またみんなが応援してくれるっていうならやっぱり…。でもちょっと休みたいですけど」と満更でもなさそうに話した。

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2012年8月9日のニュース