小原日登美が金メダル!“最初で最後”の五輪で最高の輝き

[ 2012年8月9日 03:15 ]

女子48キロ級で金メダルを獲得し、うれし泣きしながら日の丸を掲げて声援に応える小原日登美

ロンドン五輪レスリング

 女子のフリースタイル48キロ級決勝で、小原日登美(自衛隊)が08年北京五輪銅メダリストのマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)を下し、初出場の五輪で金メダルを獲得した。この階級での日本勢の金メダルは初となった。

 20秒、バランスを崩したところからバックを取られ1ポイント先取される。さらに1分30秒過ぎにタックルからローリングを決められ3ポイント奪われ第1ピリオドを落とす。第2ピリオドは50秒過ぎにバックを取り1ポイント先取し、そのまま両者ポイントが入らずイーブンに。

 勝負を懸けた第3ピリオド、18秒に押し出して1ポイント奪う。44秒にバックを取り1ポイント追加し、最後までリードを守りきった。

 小原は渡英前に「初めての五輪であり、最後の試合だと思う」と五輪後の引退を示唆。“最初で最後”の大舞台で最高の結果を残した。

 小原は初戦の2回戦でマロイ・メジエン(チュニジア)にフォール勝ち。3回戦はイザベル・サンボウ(セネガル)、準決勝はキャロル・ハイン(カナダ)にそれぞれ2ピリオド連取して勝利。決勝で初めて1ピリオド落としたが、第2、3ピリオドを連取して逆転で栄冠をつかんだ。

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