日本 団体女子で決勝進出!史上初のメダル確定だ!

[ 2012年8月6日 04:25 ]

シンガポールを破って決勝進出を決め、涙を流して喜ぶ(右から)石川、福原、平野、村上監督

 ロンドン五輪第10日の5日、卓球の女子団体で2大会連続の4強入りを果たした日本は、シンガポールとの準決勝に3―0と圧勝。決勝進出を決めメダルが決定した。五輪の卓球で日本のメダル獲得は男女を通じて初めて。7日(午後11時半)に行われる決勝では、金メダルを懸け中国―韓国の勝者と対戦する。

 日本は第1試合で福原愛(23=ANA)が、シンガポールのエースでシングルスの銅メダリスト、フェン・ティアンウェイを3―1で下し先勝。続いて石川佳純(19=全農)が、シングルス準々決勝でも下したワン・ユエグに3-0でストレート勝ち。第3試合のダブルスは石川と平野早矢香(27=ミキハウス)がコンビを組み、ワン、リ・ジャウェイ組を3―0で破って勝負を決めた。

 シンガポールは北京五輪で団体銀メダル。「過去に団体で勝ったことはない」(村上監督)相手だったが、あっさり撃破。決勝進出が決まると「北京で負けてからずっと、ロンドンの準決勝を戦うイメージをつくってきた」と語っていた福原は、感極まった表情を見せていた。

 ▽福原愛の話 集中力の戦いだと思って1球ずつ頑張った。北京五輪とは正反対の景色を見ることができた。ここまで長かった。被災地の子どもたちとも約束を守ることができて本当にうれしい。

 ▽石川佳純の話 信じられない気持ち。こんなにうれしいのは初めて。福原さんが第1試合に勝ってくれて勢いに乗ってプレーできた。2人が初出場の私に声を掛けてくれて、のびのびできた。

 ▽平野早矢香の話 2人に感謝したい。3人とも一つの気持ちで向かって戦うことができた。愛ちゃんがチームの流れをつくってくれた。卓球の神様が応援してくれた。

 ▽村上恭和・女子監督の話 福原が勝った時点で勝つ確率がぐっと高まった。ダブルスも予定通りに力を出してくれた。この4年、北京の悔しさを持って戦う福原たちの姿を見てきたし、勝った時は私ももらい泣きした。

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