フェルプス　表彰台からも“転落”「ギア探そうとしたが見つからなかった」

男子４００ｍ個人メドレー決勝で４位に終わり、３連覇を逃したマイケル・フェルプス（米国）

ロンドン五輪競泳

　怪物がまさかの４位に沈んだ。フェルプスは３連覇を狙った男子４００メートル個人メドレーで萩野に競り負け、表彰台からも転落。「ギアを探そうとしたが、見つからなかった。最後の１００メートルは苦しかった」と素直に敗北を受け入れた。

　最初に泳ぐ得意のバタフライで豪快さを欠き、ロクテの後塵を拝した。背泳ぎ、平泳ぎでずるずる順位を落とす姿は、前回五輪で８冠の栄光を手にしたスターとは思えない寂しさが漂った。「これを糧に自分を奮い立たせたい」と立て直しを誓ったが、言葉に覇気はなかった。（共同）