萩野 小学生の頃からすごかった!「しなやかな動き 水の申し子」

[ 2012年7月29日 08:58 ]

男子400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した萩野公介

ロンドン五輪競泳

 男子400メートル個人メドレー決勝で栃木・作新学院高3年の17歳、萩野公介(御幸ケ原SS)が4分8秒94の日本新記録をたたき出し、銅メダルを獲得した。

 天才スイマーがその才能を爆発させた。小学生の頃から背泳ぎと個人メドレーで短水路(25メートル)を含め計10個の学童記録をマーク。常に各年代のトップに君臨してきた。

 小3から指導する前田覚コーチ(40)は「小学生の時から大学生のような肩が高く上がる、大きな背泳ぎをしていた。しなやかな動きで水の申し子だと思った」と振り返る。

 学業を大事にして、練習は他選手より1週間で3~4回少ない8回。まだ筋力トレーニングも始めていない。練習環境はジュニアだが、2年前のパンパシフィック選手権でチーム最年少15歳で代表入り。昨年は世界選手権の代表選考会の前に胃腸炎になって欠場し「自己管理が甘かった。メンタルも弱い」と悔やんだが、冬場は厳しい泳ぎ込みに加え、うがいやマスク着用を徹底した。

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