平岡開始41秒で一本負けも銀 日本メダル第1号

[ 2012年7月29日 00:35 ]

男子60キロ級決勝 ロシアのガルスチャン(右)に敗れた平岡拓晃

ロンドン五輪柔道

 男子60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)が決勝で、アルセン・ガルスチャン(ロシア)と対戦。一本負けを許したものの銀メダルを獲得し、日本のメダル第1号となった。

 開始41秒、もつれる形で平岡が外巻き込みで投げられガルスチャンに技ありの判定。審判が協議した結果技ありが一本に訂正され、あっけない幕切れとなった。

 平岡は初戦の2回戦を一本勝ち。3回戦と準々決勝は優勢勝ちで制すと、準決勝はエリオ・ベルデ(イタリア)に一本勝ちで決勝まで進出した。

 08年北京五輪では消極的な試合運びで初戦負け。最軽量級では76年モントリオール五輪以来32年ぶりメダルなしとなったが、4年後のロンドンでは銀メダルを獲得。それでも「前回北京で負けて、次のオリンピックで金メダルだけ考えてこの4年間やってきたので悔しいです」と声を震わせた。

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2012年7月29日のニュース