セリーナ 2年ぶり5度目のウィンブルドン優勝!

[ 2012年7月7日 23:59 ]

優勝して喜ぶセリーナ・ウィリアムズ

 テニスのウィンブルドン選手権第12日は7日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで女子シングルス決勝を行い、第6シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が、6-1、5-7、6-2で第3シードの23歳アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)を下し2年ぶり5度目の優勝を果たした。30歳のS・ウィリアムズは四大大会通算14勝目。優勝賞金は115万ポンド(約1億4千万円)。30代での四大大会制覇は1990年のウィンブルドンを33歳で制したナブラチロワ(米国)以来。ラドワンスカはポーランド女子初の4大大会制覇を逃した。

 第1セットは、S・ウィリアムズが強烈なサーブを武器にいきなり5ゲームを連取。結局6-1と大差をつけ先取した。その後、雨で試合は中断したが、再開。第2セットは、激しく競る展開となったが、ラドワンスカが7-5で奪って1-1のタイとした。第3セットはウィリアムズが7本のサービスエースを奪うなどでリードを広げ6-2とした。

 大会後の世界ランキングは4回戦で敗れたマリア・シャラポワ(ロシア)が1位から陥落し、4強入りした2位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)がトップに返り咲く。

 ◇セリーナ・ウィリアムズ(米国)四大大会は99年に17歳で全米初制覇。02年全仏から03年全豪まで4連勝し、生涯グランドスラムを達成した。五輪はシドニー、北京の両大会の女子ダブルスで姉のビーナスと組んで金メダルを獲得。175センチ、70キロ。30歳。

 ▽セリーナ・ウィリアムズの話 うまく言葉にできない。病院にいた時期もあったし、ここまで戻って来られるとは思わなかった。A・ラドワンスカは本当にしぶとい相手だった。

 ▽アグニエシュカ・ラドワンスカの話 今年は最高の2週間を過ごせたが、最後は力が及ばなかった。ここで勝利を飾れると一瞬思ったが、今日は私の日ではなかった。

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