17歳の比嘉 中断で切り替えた!最年少V王手

[ 2012年7月7日 06:00 ]

第4日、キャディーを務める父・洋さんとラインを読む、決勝進出を決めた比嘉一貴

日本アマチュアゴルフ選手権第4日

(7月6日 奈良国際ゴルフ倶楽部=7077ヤード、パー72)
 マッチプレー(18ホール)による準々決勝、準決勝を行い、沖縄・本部高2年の比嘉一貴(17)が準決勝で広島・瀬戸内高3年の小西健太(18)を延長の1ホール目までもつれた末、1アップで下して決勝に進んだ。比嘉は7日の決勝(36ホール)で小袋秀人(21)と対戦。勝てば17歳75日で、04年の李東桓(イドンファン)(韓国)の17歳95日を上回る最年少優勝となる。

 比嘉がしびれるような競り合いを制した。小西との準決勝。17番で1ダウンとなり絶体絶命のピンチに陥った。ところが、ここで雷雲が接近したため1時間の中断に。「(中断で)気持ちを落ち着かせられた。あの時間があったから勝てた」と気持ちを切り替えると、再開後の18番で小西がボギーを叩きイーブン。続く19ホール目で3メートルのバーディーパットを沈めて勝負を決めた。1メートル58の小兵。今大会に入り食欲が落ち体重は3キロ減って57キロに。前夜は「疲れると出る」鼻血も出た。最年少優勝がかかる決勝は「ボロクソに負けないようについていく」と、小さな体にムチを打つ。

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2012年7月7日のニュース