26歳稀勢の里「もうおっさんですから」綱取りへ気合

[ 2012年7月4日 06:00 ]

稽古を終えた稀勢の里

 大相撲の大関・稀勢の里が3日、26歳の誕生日を迎え、さらなる躍進を誓った。25歳だった昨年11月には先代師匠(元横綱・隆の里)の急逝と大関昇進という人生の大きな転換期を迎えただけに「昨年は濃厚だった。この一年で良いことがあって27歳を迎えたい」と宣言。最大の目標となる横綱昇進についても「もうおっさんですから、頑張らないと」と“自虐的”に自らを鼓舞した。

 初優勝を目指す名古屋場所(8日初日、愛知県体育館)に向け、この日は愛知県長久手市の鳴戸部屋に出稽古に来た大関・日馬富士と三番稽古。いきなり9連敗するなど26番取って8勝18敗と相手のスピードに翻ろうされる姿が目立った。それでも「相手の調子が良く、自分はそんなに悪くない。精度を高めていけば場所は面白くなる」と言葉は力強かった。

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2012年7月4日のニュース