競歩の西塔 上りに強いぞ“歩く山の神”に

[ 2012年7月4日 06:00 ]

東洋大の壮行会に参加した男子20キロ競歩の西塔

 ロンドン五輪の陸上男子20キロ競歩代表の西塔拓己(19)が3日、都内の東洋大白山キャンパスで行われた壮行会に参加。初の大舞台へ「楽しく自分らしいレースがしたい。積極的に先頭集団についていって、できれば先頭を引っ張りたい」と気合を入れた。

 箱根駅伝の山上りの5区で4年連続区間賞を獲得した柏原竜二(22=富士通)からもメッセージが届き、酒井監督を通じて「おめでとう」と祝福されたという。「山で練習した時に、自分が上りが強いことが分かった」と言う19歳は「力いっぱい歩くフォームなんで、そこが似ているかもしれない」と柏原のフォームに自らを重ね合わせた。五輪はロンドンの市街地コースで行われ、小さなアップダウンもある。「上りの時にどんどん勝負したい」と力を込める若武者が、夢舞台で“歩く山の神”と化す。

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2012年7月4日のニュース