松山ノーボギー2位発進も笑顔なし「荒いゴルフを」

[ 2012年7月4日 06:00 ]

日本アマチュアゴルフ選手権第1日

(7月3日 奈良県奈良市 奈良国際ゴルフ倶楽部=7077ヤード、パー72)
 ストロークプレーによる予選第1ラウンドを行い、松山英樹(20=東北福祉大3年)がボギーなしの4バーディーの68で回り、首位と1打差の2位と好発進した。松山の先輩で東北福祉大4年の富村真治(21=泉国際GC)が5アンダーでトップ。伊藤誠道(16=東京・杉並学院2年)は2オーバーの57位と出遅れた。大会はストロークプレーで予選2ラウンドを行い、上位32人がマッチプレーによるトーナメントに進出する。

 ボギーなしの68を出せば、たいていの選手は満足する。しかし、スーパーアマに笑顔はなかった。「もうちょっとバーディーがほしい。ボギーがあってもいいから。最近こんなゴルフ。荒いゴルフがしたい」。4バーディーでは物足りなかったようだ。

 2オン可能なパー5で3バーディーを奪ったが、ロングホール以外でのバーディーは1つだけ。チャンスが多い割に「(パットが)入っていない」とパッティングに不満を示した。午前スタートの組は豪雨のため中断があったが、松山が回った午後は雨も上がりグリーンが止まりやすかった。しかし、1Wがラフに入ることが多く「とりあえず(グリーン)センター(狙い)」というゴルフを強いられたのも不完全燃焼の一因になった。ただ「我慢できているのは成長。これでバーディーを取れるようになれば」と手応えもある。2日目は2年連続の予選トップ通過を目指し攻めていく。

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2012年7月4日のニュース