ウィンブルドン波乱 シャラポワ4回戦で敗退

[ 2012年7月3日 06:00 ]

女子シングルス4回戦でザビーネ・リシキに敗れたマリア・シャラポワ

ウィンブルドン選手権第7日

(7月2日 英ロンドン・オールイングランドクラブ)
 女子シングルス4回戦では全仏オープン覇者で第1シードのマリア・シャラポワ(ロシア)がザビーネ・リシキ(ドイツ)に4―6、3―6で敗れる波乱があった。過去4度優勝の第6シード、セリーナ・ウィリアムズ(米国)はヤロスラワ・シュウェドワ(カザフスタン)を6―1、2―6、7―5で下し、2連覇を狙う第4シードのペトラ・クビトバ(チェコ)はフランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)に4―6、7―5、6―1で勝ち、ともに8強入りを果たした。

 座り込んで大歓声を浴びる勝者とは対照的に、第1シードのシャラポワは怖いほど表情をこわばらせ、芝の1番コートを去った。疲れなのか、雨の影響なのか。これまでの試合がうそのように、動きが重かった。ウィンブルドンで昨年は4強入りしている芝の巧者、リシキに振り回され、サービスリターンにも苦しみ、次々と好機を与えた。苦手だった赤土の全仏を制し、右肩を手術して復帰後初の4大大会のタイトルを手にしたばかり。「まだ多くのことを達成できる」と自信を取り戻しかけたが、早すぎる敗戦となった。

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2012年7月3日のニュース