美香1打及ばずまた2位「本当にあと一歩、あと一打」

[ 2012年7月3日 06:00 ]

18番で、バーディーパットの前にラインを読む宮里美香

USLPGAツアー アーカンソー選手権最終日

(7月1日 アーカンソー州ロジャーズ ピナクルCC=6376ヤード、パー71)
 宮里美はまたもや、あと一歩のところで届かなかった。戦い終えて優勝した宮里に抱きつくと、涙が止まらなくなった。

 首位と4打差を追いかけた最終日。切れのあるショットで8番までに4バーディーを奪って首位に並ぶと、12番パー4では2打目を50センチにつけて単独首位に躍り出た。1組前を行く宮里のプレーはもちろん目に入っており、「いいプレーをしている。私も頑張ろう」と突き進んだ。

 しかし、土壇場の16番で35ホールぶりのボギーを叩いた。バーディー必須の18番パー5はフェアウエーからの2打目をショートアイアンで刻み、3打目勝負で3メートルのチャンスに。「入れなきゃダメだと分かってた。どうせならプレーオフをしたかった」と最後の望みをかけたパットは惜しくもカップの左に外れた。

 前戦の全米女子プロ選手権に続く2位で、3戦連続のトップ3。「本当にあと一歩、あと一打。日本勢のワンツーですよ。凄いでしょ」と精いっぱい強がった後、「これを生かせるかは自分次第。生かせば結果はついてくる」と涙の乾いた瞳で必死に前を向いた。

続きを表示

2012年7月3日のニュース