小林トップ通過「結果的に雨がラッキーでした」

[ 2012年7月2日 06:00 ]

内閣総理大臣杯第43回日本社会人ゴルフ選手権関東予選1日・長野会場

(7月1日 長野・ 軽井沢72ゴルフ北コース=6845ヤード、パー72)
 関東予選のトップを切って長野会場が行われ、終日雨の続くコンディションの中、1オーバーの73をマークした小林勇一郎(26)が2位に3打差をつけてトップ通過した。上位9人が関東大会(9月11日、箱根CC)への出場権を獲得。

 雨と寒さに悩まされながらも、小林は3回目で初の通過を決めた。しかもトップスコアとあり、「100点満点。結果的に雨がラッキーでした。飛ばない自分は雨の日の方がいいスコアが出るんです」と笑みが絶えない。玉川大学ではゴルフ部に所属していたが、社会人になってからは練習は月1回。ラウンドも年7~8回で今年もコースはまだ6回目だが、安定感を示した。「初の箱根ですが、何とか大阪(全国大会)にも行きたい」と抱負を口にした。

 ≪菅谷明神がかり≫3打差の2位で通過した菅谷明はマンデーからの出場組で「関東予選は、いつもあと1打で泣いてきたのでうれしい」と喜びを隠せない。ドライバー、アイアンの不調に悩まされたが、好調なパット数21に救われ「きょうはほとんどフェアウエーに行かず、神がかりゴルフです」。16番で右ふくらはぎを痛め17番ではダボ、18番ボギーと足を引きずりながらのフィニッシュだが「やりたかった軽井沢で通過できて最高です」と、痛みも忘れたように声を弾ませた。

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2012年7月2日のニュース