遼ペア逆転負け 2日目も組み替えず“落とし前”を

[ 2012年6月30日 06:00 ]

11番、ティーショットをOBした石川は肩を落とす石川

男子ゴルフ 日韓対抗戦ミリオンヤード・カップ第1日

(6月29日 長崎県長崎市 パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ=7066ヤード、パー71)
 フォアサム方式で行われ、日本は深堀圭一郎(43=フォーラムエンジニアリング)と石川遼(20=パナソニック)のペアが金度勲(23)、姜庚男(29)のペアに逆転負けを喫するなど1勝4敗で、韓国に3ポイントのリードを許した。青木功主将(69=フリー)は2日目のペアリングの5組中3組をあえて変更せず、メンバーに奮起を促した。

 ラウンド後の会見。青木主将は眉間にシワを寄せてはき捨てた。「負けたんで、ここに来るのをよそうと思ったくらいだよ。3―2か、2―3を予想していた。予想外が2組くらいあった」。一時3打差をつけた深堀・石川組は10番のボギー、11番のダブルボギーをきっかけに、4打差をつけていた谷口・藤田組も6番で短いパーパットを外してリズムを悪くすると、韓国勢の驚異的な追い上げで逆転負け。ホームで1勝4敗の出遅れに怒りを抑えきれなかった。

 ラウンド後にミーティングを開くと「3組くらい組み合わせを変えたがっていた」という。しかし、青木主将は唯一勝利を収めた近藤と藤本のペアは変えたが、3組は動かさなかった。「おまえらプロなんだからやれ」と負けた“落とし前”をつけるよう求めていた。「巻き返せる組み合わせ」。必勝指令に日本勢は練習場に直行した。

 ▽試合方式 第1日は2人で1つのボールを交互に打つフォアサム、第2日は各ホールごとに2人のスコアの良い方を採用するフォアボール、最終日はシングルス。いずれも18ホールのストロークプレーで勝敗を決定。勝ちは1点、引き分けは0・5点で、3日間のポイントを合計する。過去3大会で日本は1勝2敗。

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2012年6月30日のニュース