東海大 史上初5連覇!重量級ホープ王子谷が代表戦制す

[ 2012年6月25日 06:00 ]

 柔道の全日本学生優勝大会最終日は24日、日本武道館で行われ、体重無差別7人制の男子団体で東海大が史上初の5連覇を達成し、18度目の優勝を飾った。決勝で15年ぶりの決勝進出を果たした日大と対戦した東海大は0―3とリードされながら、羽賀龍之介(3年)が大将戦で追いつき、王子谷剛志(2年)が代表戦を制した。

 王者の絶体絶命のピンチを救ったのはエース羽賀と重量級のホープ王子谷だ。右肩痛で万全ではなかった羽賀は指導3の優勢勝ちで同点。「1週間前から“代表戦の準備をしときなさい”と言われていた」という王子谷は小外刈りで有効を奪い、決着をつけた。世界選手権100キロ級代表の高木海帆(4年)が右膝の故障で離脱。予選の東京大会では明大に0―3と完敗したが、最後は執念で史上初の快挙を達成した。就任から5連覇を率いる上水研一朗監督は「来年もこの苦しみを味わいたい」と早くも視線は6連覇へと向いていた。

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2012年6月25日のニュース