伊藤 五輪の出場権現時点でなし…国際連盟は57番目と回答

[ 2012年6月15日 21:00 ]

 日本テニス協会は15日、男子の伊藤竜馬(北日本物産)がロンドン五輪シングルスの出場権を現時点で得られていないと発表した。国際テニス連盟から日本協会に、11日付の世界ランキングに基づき出場権を得た選手は錦織圭(日清食品)と添田豪(空旅ドットコム)と通知があり、伊藤は含まれていなかった。

 伊藤は出場を今後辞退する選手が出れば繰り上がりで出場権を獲得する可能性があり、その場合は国際連盟が28日までに発表する。

 五輪出場権は世界ランキングで1カ国・地域4人までの上位56人に与えられる。錦織は同ランク18位で、添田は54位。伊藤は68位だったが、スペインやフランス、米国などの5番手以降の選手が除外されるため、55番目で出場権を手にするとみられていた。

 日本協会の担当者も55番目と認識していたが、国際連盟に問い合わせたところ、57番目との回答を得た。理由は不明で「(公傷制度にあたる)プロテクトランキングを使って伊藤より上にいった選手がいたのでは」と推測した。

 国際連盟の広報担当者は共同通信の取材に対し「出場資格のある選手を各国協会に通知した。伊藤がランキングのリストでは対象外だったとしか言えない」と答えた。

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2012年6月15日のニュース