元大関魁皇が断髪式 1万人のコールに「最高の一日」と涙

[ 2012年5月27日 18:06 ]

断髪式で、同期生だった貴乃花親方にはさみを入れられる元大関魁皇の浅香山親方

 大相撲で通算1047勝などの歴代最多記録を持つ元大関魁皇の浅香山親方(39)=本名古賀博之、福岡県出身、友綱部屋=の引退、年寄「浅香山」襲名披露大相撲が27日、東京・両国国技館で行われ、同期生だった貴乃花親方(元横綱)ら約340人がはさみを入れ、師匠の友綱親方(元関脇魁輝)が大銀杏を切り落とした。

 昨年名古屋場所で引退した浅香山親方は絶大な人気を誇り、この日の館内は約1万人の観衆でぎっしりと埋まった。最後は“魁皇コール”に包まれた同親方は「鳥肌が立った。最高の一日だった」と涙を流した。

 1988年春場所で初土俵。長年のまげに別れを告げてオールバックの髪形になり「恥ずかしい。軽くなって変な感じだね」と苦笑い。今後に向け「学んできたことを教えながら、いい弟子を育てたい」と語った。

 貴乃花親方は「自分たちの世代は終わったなと思った。これまで積もった話を、これからはしていきたい」と話した。

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2012年5月27日のニュース