兼本 “AON”の助言で?67マークし2位に浮上

[ 2012年5月27日 06:00 ]

<ダイヤモンド・カップ 3日目>18H、兼本はティーショットの行方を見つめる

男子ゴルフツアーダイヤモンド・カップ第3日

(5月26日 千葉県木更津市 ザ・カントリークラブ・ジャパン=7199ヤード、パー72)
 兼本貴司(41=フリー)が首位と3打差の2位に浮上した。4番から4連続バーディーを奪うなど67をマークして通算12アンダー。先々週から切り替えた新ボールのおかげで、精度を欠いたティーショットを補うアイアンショットのさえを見せた。首位に立つのは通算15アンダーまでスコアを伸ばした藤田寛之(42=葛城GC)。兼本は3年ぶりの大会制覇を目指しアラフォー対決に臨む。

 ティーショットの乱れた兼本を支えたのが、ボールの性能だった。今季の悩みがアイアンの飛びすぎ。マッスルバック型がフィットし、飛距離が出すぎることが多々あった。だが「スリクソンZスターXV」から少しソフトでスピン量の増える「同Zスター」に切り替えると、距離感の不安がなくなった。5番は砲台グリーンの左手前のピン位置。残り144ヤードからPWで狙うと左4メートルに止まった。「ラフからの2打目で嫌だなと思ってたけどボールが威力を発揮してくれた」とバーディーにつながった一打を振り返った。

 きっかけは先々週の日本プロ3日目。同組で回った師匠の中嶋の勧めで新ボールを使い始めた。5位発進の今大会初日には青木、尾崎将の助言が役立ったと明かしたが、これで“AON”をコンプリート。ゴルフ界最強カードをそろえた兼本が3打差の藤田の背中を追う。

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2012年5月27日のニュース