貴ノ岩が部屋関取1号に…貴乃花親方「長かった」

[ 2012年5月24日 06:00 ]

関取昇進報告のためスポニチ東京本社を訪れた貴ノ岩(中央左)は、貴乃花親方、スポニチ社員に祝福されて笑顔を見せる

 日本相撲協会は23日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)の番付編成会議を開き、04年に二子山部屋を継いだ貴乃花親方(元横綱)が育てた初の関取となる貴ノ岩(22)と、鬼嵐(29=朝日山部屋)の新十両昇進力士2人を発表した。貴ノ岩は東京都中野区の貴乃花部屋で喜びの会見を行った後、師匠とともに東京・越中島のスポーツニッポン新聞社を訪れ、昇進を報告した。

 幼少時から憧れだった師匠と同席の会見で、貴乃花部屋の関取第1号になった貴ノ岩は生涯最高の笑みをこぼした。「今までで一番大きく、言葉にできないぐらいうれしい」。8歳で母を心臓病で亡くし、鳥取に相撲留学した3カ月後に父が肝臓がんで急逝。現在4人の兄姉がモンゴルに暮らしており、電話で昇進を報告すると「全員泣いていた」という。

 父の先代二子山親方(元大関・貴ノ花=故人)から部屋を継承して8年余。待望の関取誕生に貴乃花親方は「長いといえば長かった。先代から教わったことを意識してやってきた」と感慨深げに話した。部屋にとってはひとつの節目だが、まだ序章にすぎない。「十両は半人前、幕内は一人前の一歩手前で三役に上がって一人前。これは(伯父で元横綱・若乃花の)花田勝治さん(故人)が言っていた」と花田家の伝統を守ることを明言。厳しい指導を耐え抜いた22歳も「とにかく日本で強くなって家族に相撲を見せたかったし、師匠と女将さんに恩返しがしたかった。この気持ちを忘れずに上を目指したい」と初心を忘れずに精進することを誓った。

 ◆貴ノ岩 義司(たかのいわ・よしもり=本名アディヤ・バーサンドルジ)1990年2月26日、モンゴル・ウランバートル生まれの22歳。相撲留学で来日した鳥取城北高時代は国体個人4位、世界ジュニア中量級で優勝。高校卒業と同時に貴乃花部屋に入門し、09年初場所で初土俵。得意は右四つ、寄り、投げ。1メートル80、140キロ。血液型O。

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