日本女子連勝ストップ 3年7カ月ぶり韓国に完敗

[ 2012年5月24日 06:00 ]

韓国に敗れガックリ引き揚げる竹下(先頭)ら。左端は真鍋監督

バレーボール女子ロンドン五輪世界最終予選兼同アジア予選第4日

(5月23日 東京体育館)
 真鍋ジャパンの進撃が止まった。世界ランキング3位の日本は同13位の韓国と対戦し、1―3で今大会初黒星を喫して首位から陥落した。木村沙織(25=東レ)が21得点、江畑幸子(22=日立)が11得点を挙げたが、韓国の金軟景(24)は1人で34得点と大爆発。大エースを止められず、日本の連勝は3でストップした。25日はキューバと対戦する。

 まさかの完敗に、真鍋ジャパンのメンバーが肩を落としてコートを後にした。対戦成績で10連勝中だったアジアのライバル・韓国に1―3。開幕からの連勝も3でストップし、ロンドン五輪出場に王手をかけられなかった。「全てにおいて、韓国の方が上回っていた」と真鍋監督も脱帽した。

 圧倒的な破壊力の差を見せつけられた。韓国で「100年に1人の逸材」と呼ばれる金軟景が34得点の大爆発。日本の両エース、木村が21得点、江畑が11得点を挙げたが、2人のスコアを合計しても金軟景1人に及ばない。木村は「相手のエースにやられてしまった…」と唇をかみしめた。「(金軟景に)ある程度、決められることは覚悟していた」と指揮官は振り返ったが、あまりにもたやすくスパイクを決められた。前日(22日)のタイ戦ではチームで17本あったブロックも、この日は7本と不発だった。

 一度流れを失うと、巻き返せないもろさも出た。第2セットは競り勝ったものの、第1セットに6連続失点、第4セットには7連続失点と一気に差を広げられた。「自分たちのペースにできず、ズルズルといってしまった。受け身になってしまった」と木村。リズムに乗れず、サーブレシーブなどのミスを連発する悪循環で、3年7カ月ぶりに韓国に敗れた。

 25日からはキューバ、ロシア、セルビアと運命の3連戦。「しっかり反省して自分たちのバレーができるように頑張りたい」と木村が言えば、司令塔の竹下も「しっかり整理して、体と心と頭の準備をしたい」と気合を入れる。敗戦ショックを乗り越えて、真鍋ジャパンはロンドン切符へ再び走り始める。

 ▽バレーボール女子ロンドン五輪への道 8チームの総当たり戦で、(1)上位3チーム(2)残り5チームの中のアジア最上位1チームの計4チームに出場権が与えられる。五輪出場は12チームで、既に開催国の英国、イタリア、米国、中国(以上W杯上位3チーム)、ブラジル、ドミニカ共和国、トルコ、アルジェリア(以上各大陸予選突破国)の8チームが出場権を獲得している。今大会の順位決定は変則的な勝ち点制が導入され、3―0、3―1の勝利は勝ち点3を得るが、フルセットの場合のみ勝ちに勝ち点2、負けに同1が与えられる。勝ち点で並んだ場合は勝利数が多い方が上位。続いてセット率、得点率の順で優劣をつける。

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