旭天鵬「40歳まで幕内」遅咲き初Vで気持ち新た

[ 2012年5月22日 06:00 ]

会見を終えスカイツリーをバックに笑顔でVサインの旭天鵬

 夏場所で史上最年長、37歳8カ月での初優勝を飾った幕内・旭天鵬(友綱部屋)が千秋楽から一夜明けた21日、東京都墨田区の部屋で会見し、40歳まで幕内を務めることを誓った。

 横綱・白鵬らと午前5時まで飲み明かした旭天鵬は「やっと実感が湧いた。正直、優勝できるとは思っていなかった。長いこと続けてよかった」と笑顔。「勝ち名乗りを受けた時は、一瞬でいろんなことが目に浮かんだ」と振り返った。夏場所中に史上10人目の通算800勝を達成するなど、記録面での大台更新がモチベーションを高めたと分析。「次は40歳まで取りたい。あと2年ちょっとか…。またモチベーションが上がってきた」とやる気を見せた。

 年6場所制が導入された58年以降、幕内では高見山の39歳7カ月が最高齢記録となっている。名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)では8年ぶりに自己最高位の関脇復帰も濃厚で「これからもしっかりと体をつくって準備してやりますよ」と前向き。現師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)も「まだまだ取れますよ」と後押しした。

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2012年5月22日のニュース