藤本 首位守ってプロ最速優勝に王手!

[ 2012年5月20日 06:00 ]

<とおとうみ浜松オープン3日目>18番、B・ジョーンズ(左)が見つめる中、ティーショットを放つ藤本

とおとうみ浜松オープン第3日

(5月19日 グランディ浜名湖ゴルフクラブ=7054ヤード、パー72)
 新人の藤本佳則(22=フリー)がプロ最速優勝に王手をかけた。首位から出て5バーディー、1ボギーの68で回り、通算14アンダー、202で単独トップ。最終日は東北福祉大の先輩で2打差の2位につけた谷原秀人(33=フリー)と最終組で直接対決する。67で回った石川遼(20=パナソニック)は通算6アンダーで14位に浮上した。

 上背は1メートル65しかない。だが、分厚い胸板に長く伸びた後ろ髪。ちょっぴりこわもての藤本の存在感は群を抜いていた。初日から首位を守る22歳は重圧とは無縁。1番で残り132ヤードをPWで1・5メートルにつけてバーディー発進すると、着実にスコアを伸ばし完全優勝に王手をかけた。「緊張すると思ったけど、リラックスできて、びっくり。いやあ気持ちいいっすよ」と細い目をさらに細めた。

 4番パー5で池に入れてボギーを叩いても動揺しない。難度の高い15番ではバンカーに入れながらレイアップして1パットでしのぎ、18番をバーディーで締めくくった。東北福祉大の先輩、谷原の言葉が自信になっている。3月、ともにOBとして大学のオーストラリア合宿に参加した際、谷原からスイングの助言をもらい、一緒にラウンドもした。そして、「おまえならプロでも優勝できる」と太鼓判を押されたのだ。谷原は「ショットは真っすぐだし、マイナスなことは考えない。性格もプロ向き」と後輩を評価。2人で「先に優勝した方が相手にプレゼントをしよう」と約束した。

 最終日はその谷原と最終組で回る。昨年末にプロ転向した藤本はプロ3試合目。勝てば、99年の日本ゴルフツアー機構発足以降では10年の薗田の5試合を抜きプロ最速となる。「谷さん(谷原)と回れてうれしい。ちょっと良いゴルフをしただけじゃ勝てないと思うけど、チャンスはある」。尊敬する先輩との対決こそが、勝利への最高のモチベーションになる。

 ◆藤本 佳則(ふじもと・よしのり)1989年(平元)10月25日、奈良県大和郡山市出身の22歳。7歳からゴルフを始め、東北高では07年に全国高校選手権優勝。東北福祉大では08年に関西アマ優勝。昨年のツアー出場権をかけた最終予選会で4位に入った。1メートル65、68キロ。

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