美女リフター八木 遠征中の代表発表に「ビックリ」

[ 2012年5月18日 06:00 ]

五輪出場を決めた重量挙げの八木かなえは会見後も看板のところで記念撮影を行う

 重量挙げ女子53キロ級でロンドン五輪代表に決定した八木かなえ(19=金沢学院大)が17日、世界ジュニア選手権が行われたグアテマラから成田空港着の航空機で帰国した。日本協会は12日に代表を発表したが、八木は同選手権のため遠征中。現地で吉報を受けた美女リフターは、「聞いた瞬間はうれしさとビックリが半分半分」と振り返り、「日本に着いて携帯電話の電源を入れたらメールがたくさん入ってて、実感がわいてきた」とキュートに笑った。

 兵庫・須磨友が丘高入学と同時に競技を始めて、まだ5年足らず。16年リオデジャネイロ五輪を目指していたが、4月の全日本選手権優勝で自身の設定より早く夢をかなえた。ロンドンでの目標は、自身のトータルのジュニア日本記録(195キロ)を更新する200キロ。世界ジュニア選手権は190キロで6位に終わったものの、痛めている腰を万全にすれば実現可能な数字だ。08年北京五輪の銅メダリストが213キロと表彰台への道は険しいが、「いい記録を出せば順位はついてくると思う。トータルで200キロに近づけたい」と気合を入れた。

 ◆八木 かなえ(やぎ・かなえ)1992年(平4)7月16日生まれ、兵庫県神戸市出身の19歳。5歳から体操をしていたが、08年4月の須磨友が丘高入学と同時に重量挙げに転向。53キロ級で全国高校女子選手権3連覇。48キロ級で出場した09年世界選手権は10位に入った。1メートル52。

続きを表示

この記事のフォト

2012年5月18日のニュース