トランの国籍変更「前例なく、難しい」法務省が見解

[ 2012年5月16日 06:00 ]

 フィギュアスケートのペアで高橋成美(木下ク)と組むカナダ人のマービン・トランが14年ソチ冬季五輪出場のため日本国籍取得を目指している問題で、法務省は15日、現行法の解釈では特例でも「当てはめるのは難しい」との見解を示した。

 超党派のスポーツ議員連盟で報告した。国籍変更に関しては、特別な功労があった外国人については国会の承認を得て特例を認める条項がある。しかし、法務省民事局担当者は日本に居住実績がないトランのケースについて「検討した結果、過去に前例がなく、政務三役も見解を了承している」と説明した。スポーツ議連は今後もトランの支援を継続する方針。

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2012年5月16日のニュース