福見 ロンドン五輪を集大成に…柔道人生懸け金獲りへ

[ 2012年5月15日 06:00 ]

ロンドン五輪代表決定から一夜明け、記者会見する福見

 柔道のロンドン五輪代表選手が14日、前日の全日本選抜体重別選手権後の代表決定を受けて福岡市内で会見した。女子48キロ級で逆転の代表切符を手にした福見友子(26=了徳寺学園職)は、ロンドンを「集大成」と位置づけ、柔道人生を懸けて金メダルに挑む。

 「ほとんど寝ていない」と言う割には、福見はすっきりした表情だった。「試合の日は興奮して寝られないことが多い。考えたくなかったけど柔道のことを考えていた」。次々と届く祝福メールを見ながら、やはり考えていたのは柔道だった。

 ライバルの浅見八瑠奈(24=コマツ)が、前日に1勝していれば代表は浅見だった。代表になれなければ引退したかと問われ「その覚悟で臨んだ。そういうところから力が出た」と五輪切符を手にした最終選考会での執念を振り返った。

 「ロンドンまでつながった」と言うが覚悟は五輪も同じだ。「一つ一つの試合が最後と思って全力でやっている。集大成?そうですね」。代表決定の「余韻に浸りたい」が、「もうスタートなので必死にやらないと」と勝負師の顔に戻った。

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2012年5月15日のニュース