有村 母の日にホールインワン 母は「できる子です」

[ 2012年5月14日 06:00 ]

12番ホールでホールインワンを達成した有村は7番アイアンとボールを手に笑顔を見せる

女子ゴルフツアー フンドーキン・レディース最終日

(5月13日 福岡県福岡市 福岡カンツリー倶楽部和白コース=6384ヤード、パー72)
 母の日に有村智恵(24=日本ヒューレット・パッカード)がホールインワンのプレゼントを贈った。143ヤードの12番パー3でツアー2度目のエースを記録。通算2オーバーの14位ながら、外国勢が上位を占める中で話題をさらった。首位で出た朴仁妃(パク・インビ)(23=韓国)が68で逃げ切り、通算9アンダーで日本ツアー4勝目を挙げた。

 グリーン後方に12階のマンションが立つ12番パー3。有村はカップからボールを拾い上げると、キスをした。「いいプレーができなくて歯がゆかったけど、ピン狙いを続けてきたご褒美かな」。7Iでの一打は手前4メートルから転がりカップをくるりと1周してホールインワン。マンションの住人とギャラリーから歓声が湧き起こった。昨年のスタンレー・レディース以来、ツアー2度目のエース。「マンションからも人が見ていたし、パフォーマンスしました」と笑顔を見せた。

 熊本から駆けつけた母・由紀子さん(48)も「うちのは“できる子”です」と大はしゃぎ。12番はホールインワン賞が設定されていなかったが、特別賞として主催者側から30万円を贈られることになり、「母の日のプレゼントとして私がいただきます」と目尻を下げた。

 ただ試合は14位に終わり、韓国勢が2週連続で優勝。有村は「あれですっきりした。でもそれだけでしたね」と日本のエースとして反省も忘れなかった。

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2012年5月14日のニュース